
経歴・実績
福岡県出身。東海大一高校を経て国際武道大学へ進学し、寝業の名手として知られる柏崎克彦氏に師事。
1993年 全日本ジュニア柔道体重別選手権大会 優勝(71kg級)
1994年 ブルガリア国際柔道大会 優勝
1996年 全日本実業柔道個人選手権大会 優勝
1996・1997・1998年 講道館杯全日本柔道体重別選手権大会 優勝(3連覇)
1999年 国民体育大会(成年男子の部) 優勝
2007年 IPU環太平洋大学 女子柔道部 監督就任
総監督であった故・古賀稔彦氏とともにゼロからチームを築き上げ、創部6年目の2012年には全日本学生柔道優勝大会での初優勝に導く。
世界女王となった梅木真美やヌンイラ華蓮など、数多くの名選手を育成し、現在は大学日本一・二冠を達成した「常勝軍団」の指揮を執る
指導で大切にしていること
「自分に嘘をつかない稽古」と「論理的な思考」の融合です。
根性論だけで勝てる時代ではありません。なぜその練習が必要なのか、なぜその技を選択するのかを学生自身に考えさせ、納得させて取り組ませることを重視しています。
一方で、最後の一歩を踏み出すのは「ここまでやった」という自信です。誰も見ていないところで手を抜かない、自分を裏切らない積み重ねが、土壇場での強さを生むと信じて指導しています。
IPU女子柔道部が目指す「理想の柔道」とは
「観る人の心を動かす、一本を取りに行く柔道」です。
勝つことはもちろん重要ですが、ただ勝てばいいという柔道は目指していません。攻めて、攻めて、一本を取りに行く。その姿勢が、応援してくれる地域の方々や、観客の皆様に勇気を与えると信じています。
また、技術的には立技から寝技への移行など、隙のないトータルな柔道を追求しています。
IPU女子柔道部員が目指すべき人間像
「社会で通用する、自立した人間」です。
柔道はあくまでツールです。4年間で柔道の実績を残すことは素晴らしいですが、それ以上に「挨拶」「礼節」「感謝」といった人間としての土台を固めることが重要です。
サラリーマン時代の経験からも痛感しますが、社会に出れば「柔道が強い」だけでは通用しません。苦しい時に逃げない強さ、仲間を思いやる心を持った、愛される人間に育ってほしいと願っています。
スカウティング(入部)時に選手のどこを見ているか
「素直な心」と「考える力」を持っているかを見ています。
今の強さよりも、伸びしろを見ます。アドバイスを素直に聞き入れられる選手は必ず伸びます。また、言われたことだけをやるのではなく、「なぜ?」と疑問を持ち、自分で工夫できる選手に魅力を感じます。
不器用でもいい、泥臭くてもいいから、柔道が好きで、ひたむきに努力できる選手と一緒に戦いたいですね。
進路について
私たちが目指しているのは、単に「柔道の強い選手」を育てることではありません。「社会で必要とされる人材」を世に送り出すことです。
IPU女子柔道部の卒業生たちは、それぞれのフィールドで、「IPUで培った人間力」を武器に活躍しています。
1. トップアスリートとして(実業団・国際舞台)
まず、柔道家として世界の頂点を目指し続けている卒業生たちがいます。 代表的なのは梅木真美選手(ALSOK/リオ・東京五輪代表、世界選手権優勝)です。彼女のように実業団に進み、社会人としてもトップレベルで戦い続ける姿は、後輩たちの大きな目標となっています。 しかし、彼女たちが評価されているのは「強さ」だけではありません。企業の一員としての「礼節」や「感謝の心」を体現しているからこそ、長く応援していただけるのだと確信しています。
2. 「守るプロ」として(警察官・刑務官・自衛官)
私たちの部からは、毎年多くの学生が警察官や刑務官、自衛官といった公安職へ進みます。 岡山県警はもちろん、警視庁や各都道府県警において、地域の安全を守る最前線で活躍しています。 柔道で鍛えた「精神力」と「正義感」、そしてどんな困難からも逃げない「胆力」は、こうした職業でこそ真価を発揮します。「犯人を捕まえる強さ」だけでなく、「市民に寄り添う優しさ」を持った警察官になってくれていると聞いており、誇りに思います。
3. 教育者として(教員・指導者)
「柔道の素晴らしさを次世代に伝えたい」と、小学校、中学校、高校の教員になる卒業生も多いです。 IPUで学んだ「論理的な指導法」や「生徒一人ひとりと向き合う姿勢」を現場で実践し、今度は彼女たちが指導者として、生徒たちをインターハイや全国大会へ導いています。
4. ビジネスの最前線で(一般企業)
そして私が特に強調したいのは、一般企業で活躍する卒業生の多さです。 金融、メーカー、サービス業など、柔道とは直接関係のない分野に進む学生もたくさんいます。 社会に出れば、理不尽なことや正解のない問いに直面します。そんな時、4年間道場で培った「自ら考え、解決する力」と、苦しい時こそ一歩前に出る「バイタリティ」が彼女たちを支えます。 企業の採用担当の方から「IPUの柔道部出身者は、素直で、粘り強く、チームワークを大切にする」と評価をいただくことが何よりの喜びです。
保護者の皆様へ 柔道を続けるにせよ、引退して新しい道に進むにせよ、IPUでの4年間は決して無駄にはなりません。ここで流した汗と涙は、社会という厳しい海を渡っていくための「最強のオール」になります。 卒業生たちが証明している通り、どんな場所でも「あなたが必要だ」と言われる人間に、必ず成長できる場所です。
保護者の方へ
全力でサポートします。
親元を離れての寮生活にはご不安もあるかと思いますが、IPUは「学生を一人にしない」サポート体制が充実しています。柔道の強化だけでなく、学業、進路、そして人間形成においても、我々スタッフが親身になって寄り添います。
4年後、「IPUに預けて本当によかった」と言っていただけるよう、娘さんの成長を全力でサポートすることをお約束します。
高校生へのメッセージ
「初戦が決勝戦」のつもりで、準備の質を高めてほしい。
大学柔道はレベルが高く、チャンスは一瞬です。だからこそ、試合当日になって「頑張ろう」とするのではなく、日々の生活から「相手より1%でも上回る準備」ができているかが勝負を分けます。
IPUには、世界を目指す仲間と、それを支える最高の環境(TOP GUN 道場&ウエイト施設他)があります。本気で日本一、世界一を目指したいなら、ここで新しい自分に出会ってください。

お問い合わせ(共通)
IPU女子柔道部では、練習の見学や体験を随時受け付けています!