
経歴・実績
山形県出身。山形中央高校を経て、2007年にIPU環太平洋大学の「一期生」として入学。
2009年 都道府県対抗全日本女子柔道大会 優勝(岡山県代表)
2010年 全日本学生柔道体重別団体優勝大会 優勝
2013年 講道館杯全日本柔道体重別選手権大会 優勝(63kg級)
2013年 ヨーロッパオープン・オーバーヴァルト 5位
引退後は実業団監督を経て、母校であるIPU女子柔道部のコーチに就任。
選手としての豊富な経験と、IPUの歴史を知るOGとしての視点を活かし、学生の指導にあたっている。
指導で大切にしていること
柔道の基本精神はもちろん大切ですが、私が考えるIPUらしさの核は「明るさ」にあります。苦しい練習の時こそ下を向かず、声を出し、仲間を鼓舞する。そのポジティブなエネルギーが、試合の土壇場で「諦めずに自分と向き合う力」へとつながります。
私自身、現役時代にこの環境の中で学び、支えられてきました。どんな状況でも前を向き、「自分はどう在りたいのか」を問い続けることが、自分を成長させてくれたからです。
だからこそ、技術や勝敗だけでなく、「自分自身がどう在りたいか」を大切にする柔道を、次の世代に伝えていきたいです。
普段の練習で最も意識していること
共に歩む。
選手は常に自分自身を追い込み、限界に挑戦しています。
しかし、その過程では、自分では気づけない迷いや心身の疲労が生まれることもあります。
日々一緒に過ごす中で、選手の小さな変化を見逃さず、今の積み重ねが将来につながるよう、目先の結果や勝ち負けだけにとらわれずに「何を大切にすべきか」を共に考えていくことを大切にしています。
IPUのトレーニング環境(フィジカル強化)の特徴
「日本一恵まれた環境」だと自信を持って言えます。
道場(TOPGUN)の広さはもちろんですが、トレーニング施設の充実度は大学トップクラスです。
しかし、ただマシンが凄いだけではありません。IPUには専門知識を持ったスタッフや、データ分析のサポートがあります。
「ただ重いものを持ち上げる」のではなく、「柔道の動きにどう繋げるか」を科学的に考えられたトレーニングができる。
怪我を防ぎながら、4年間で身体を劇的に変えられる環境だと思います。
試合で勝てない時やスランプの時の対処法
まず、焦らないでほしいです。
うまくいかない時には必ず理由や原因があります。「なんとなく」ではなく、動きや感覚、体調、心理面などを具体的に捉え、専門的な視点も交えながら整理していくことが大切です。
そして、そんな時こそ考え方を広げるチャンスだと感じてほしい。
スランプの経験は、自分自身との向き合い方や周囲との関わり方を見つめ直し、自分の幅を広げるきっかけになります。その気づきを前向きな力に変えながら、共に挑戦していきたいと考えています。
寮生活や私生活でのルールと雰囲気
「オンとオフの切り替え」を大切にしています。
寮生活には門限やルールがありますが、いずれもアスリートとして安定した生活リズムを保つためのものです。
道場では全力で稽古に向き合い、道場を出れば明るく元気な声が聞こえてくる――それがチームIPUの一つの特徴です。
誕生日を祝ったり、オフの日に岡山駅周辺へ出かけたりと、厳しい練習を共にする中にも自然な温かさがあるチームだと感じています。
大学柔道部について
仲間と歩む大学の時間。
大学は、高校までとは異なる視点で、自分自身と向き合える場所だと感じています。
競技力の向上に限らず、自分を磨く方法や歩み方にはさまざまな選択肢があることに気づけるのが、大学であると考えています。
また、多様な出会いを通して、自分がどれほど影響を受け、視野を広げていけるのかを実感できる時間でもあります。
仲間と共に全力で過ごした4年間は、将来につながる大切な財産になると考えています。
高校生へのメッセージ
「ここでなら、自分を磨ける。」と伝えたいです。
高校までの実績は問いません。私自身もこの大学の卒業生として、ここが「自分と本気で向き合える場所」であることを知っています。
仲間と共に日本一を目指す日々は決して楽ではありません。けれど、その過程で自分自身と向き合い続けた4年間は、卒業の時に「この時間に意味があった」と思える確かな経験になります。
このIPUで、「自分を変えたい」「もっと成長したい」と願う皆さんを支えていきたいです。

お問い合わせ(共通)
IPU女子柔道部では、練習の見学や体験を随時受け付けています!